算数、好きな動物調べで3クラス分が1つにまとめられた表があります。
② ぞうがすきな人はぜんぶで何人ですか。
また、ほかのどうぶつについてもしらべましょう。
『これはノートに書きます。日付・ページ数・②書くんですよ。ぞうがすきな人 はぜんぶで何人ですか。式と答えが書けたら、持ってらっしゃい。』
全ての条件をそろえても、答えが22人としか書いてない場合があります。
『何が22人なのですか?』と、問い返します。下のように書ければ正解。
5/31 P27 (しき)7+7+8=22
② (答え)ぞうがすきな人は22人
○をもらった子は、ほかのどうぶつについても、解いていきます。
「きりん・ライオン・とら・さる・そのた」の式と答えが、全部書けた子から、板書させていきました。
しかし、時間がかかるのか、1人目が板書しおわっても、次の子が来ません。 あるクラスで、『式と答え書いてください。』と言ったら、「ぞう、かきたい。」と言ってきた女の子がいました。
『ダメです。』とは、言ったけれど、全部の問題が板書されてなかったので、
『式と答えが書き終わった、そのどうぶつの絵を描いてください。』
と言って、黒板に、キリンならキリンの絵を描かせたのです。
これは、これで面白いだけでなく、黒板を他の子が見たとき、一目で、何のどうぶつの式と答えなのかが、わかる、という効果がありました。
ところで、今回の山場は、「そのた」の答えをどのように書き表すか、ということです。
多くの子は、「そのたがすきな人は7人」と書いてあった。
『100点満点でいうと、80点ですね。』
「そのたは7人」だったら、50点です。
3クラス授業して、1人の女の子だけが完答を言いました。
(答え)そのたのどうぶつがすきな人は7人
テストなら、「そのたは7人」や「7人」だけでも○にするでしょう。
でも、授業だからこそ、もう一歩の要求をして、子どもを鍛えるわけなのです。 今日から、教育実習生が来ています。実習生の答えは、
「ぞう・きりん・ライオン・とら・さる以外の動物は7人」と答えました。
『99.9999点です。』(1999.5.31)