朝の9時から1時間。プールの初心者指導があります。
今日来ていた3年生は7人。
今までは、ほとんどがバタ足かクロールの練習でした。
クロールの練習を見ていると、子ども達は息つぎが難しいらしく、うまく息が吸えなくて、ギブアップしてる子が多かったです。
私自身は、クロールより平泳ぎの方が、ゆったり泳げて好きです。
そこで、今回、ドル平泳ぎを指導してみました。
最初は、クラゲ→大クラゲ→スーパーマン、というように浮く練習から。
次に、その場で立って、息つぎの練習。手のかき方は、水平に腕を伸ばした状態から、両腕を水中に下げ、その時、顔を出して息つぎするのです。
「1・2・3・パッ!1・2・3・パッ!」のリズムです。
今度は、歩きながらします。
次は、スーパーマン(伏し浮き)から、「1・2・3・パッ!」と、息つぎをする練習です。息つぎをすると、身体が沈みます。その後、身体が浮かんでくるのを待つのが大切です。5回、息つぎができたら、合格です。
今度は、プールサイドにあがって、ドルフィンキックの練習です。
「ポン・ポン!」と、両足をそろえて、2回けるわけです。
次に、ビート板を持ちながら、キックの練習をします。
すぐ次に、ビート板を持たずに、ドル平の練習です。
流れは、次のようになります。
1.スーパーマン(伏し浮き)。
2.両腕でかいて、息つぎ。(その時、両足を身体によせる。)
3.顔を水につけて、ポン・ポンと両足を2回ける。
4.スーパーマン。(以下、2,3,4…と、くり返す。)
今回、ドル平を初めて教えてみて、感じたことがいくつかあります。
1つは、「息つぎが多い」ということ。
クロールのように、2回に1回ではなく、ドル平は2回けったらすぐ息つぎです。だから、息はけっこう苦しくないのです。
2つ目は、「息つぎの仕方が簡単」ということ。
クロールの息つぎは、首を横に倒すというような結構ややこしいです。
しかし、ドル平の息つぎは、手を下にかくだけだから、誰でもできるのです。
3つ目は、「息つぎと足キックが同時ではない」ということ。
この違いは、大きいです。一つ一つの動作を順序立てて、やればいい、というのは、子どもにとってはわかりやすいのです。
(1999.7.29)