誠実に答える必要はない

『アタマにくる一言へのとっさの対応術』を昨日買い、もう今日には146ページまで(だいたい3分の2)読みました。
 求めているものは、一気に読めるものです。
 読む中で、使えたものをいくつか紹介します。

心を守るバリアを作る。

 自分の目の前に、透明のバリアをイメージします。そのバリアがあれば、子ども達の不愉快で辛辣な言葉も、はね返して、私の心を守ってくれるのです。
 実際、「バリアがある」と思うだけで、子ども達の私に対するからかい言葉も、冷静に聞くことができるのです。

相手の攻撃に対して黙ったまま身振りだけで対応する。

 むきになって言い返したり、ショックを受けたり、たじろいでしまったら、相手の思うつぼです。相手の攻撃をむしろ、からかうような気持ちで対するのです。
 結局、どんな身振りを返してもいいのです。
 相手の攻撃に対して、誠実に対応する必要もなければ、意に叶ったことをする必要も、さらさら、ないのです。
 いいかげんに、対応しておけば、いいのです。

話題をかえると相手のいやみは宙に浮く。

 子どもが私に対して、嫌みをいってきたら、違う話題をふったらいいのです。
「そういえば、昨日、ドッジボール大会、よく優勝したね。」
「そうそう、明後日、1学期おわりだね。」というように。

とんちんかんなことわざを使う。

 子どもが私の悪口を言ってきたり、けんかをふっかけてきたら、
『それって、馬耳東風だね。』
『それは、一石二鳥だよ。』
と、意味ありげに、ことわざを言うわけです。
 でも、意味は何もありません。全然、無関係なことわざを言ってるだけです。「煙にまく」作戦ともいえます。
 何に対しても誠実に答える必要なんて、ないのです。

(2000.7.17)