石を投げない

 一応、生活指導主任なので、何かあると、児童朝礼で子ども達に話さなければならないことが出てきます。
 昨日の児童朝礼では、「運動場の石を投げる子がいるのを注意してほしい」と教務の先生から言われました。民家の方に、石を投げる子もいるそうなのです。

(朝礼台に上がり)休め!
 運動場の、石を、投げる人が、いるそうです。
 今まで、ちょっとでも、投げたことのある人、手をあげなさい。
(パラパラとあげる。)
 正直に、よく手をあげたね。石を投げては、いけませんよ。はい、手をおろして。
 こんな、小さな石でも、投げると、人に当たるかもしれません。
 頭に当たると、けがをします。血が出る場合もあります。ぬわないといけないかもしれません。
 学校の外にも、石を投げる人がいるそうです。
 外に投げると、そこに誰かが歩いていて、石が当たるかもしれません。赤ちゃんに当たるかもしれません。
 家の窓に当たると、窓にヒビが入ります。
 石を投げるのは、やめましょう。もし、投げている人を見たら注意してください。そして、先生たちに言いに来て下さい。よろしくお願いします。
 起立。(礼をする。)

 だいたい、こんな感じで話したように、思います。
 私はマイクを持つと、話し方がとても、ゆっくりになるようです。
「先生の話し方、ゆっくりすぎて、イライラした。」と、クラスのある男の子は言っていました。
 しかし、大勢の前で、しかもマイクで話す時は、声が届くまでの時間も考えて、言葉言葉で切って、ゆっくり話すべきだと、思っています。

 話し方の流れは、①事実を伝える。
         ②ちょっとでもやったことのある人に手をあげさせる。
         ③その行為で、どんな大変なことが起こるか語る。
         ④やった人には注意したり、やった人を報告するよう言う。

 ②で、手をあげさせると、当事者意識ができます。やったことあるけど、手をあげられない子もいるでしょう。ただ、自分もやったという意識は持てるわけです。また、やってない人は、自分はやってない、ということを主張できます。自分もやったように思われるのは、嫌なものだからです。

(2000.7.18)