もう一つの色の車

 終業式で、「夏休みのくらし方」について、生活指導主任の私が話しました。 話した内容は、向山洋一先生の有名な「3つの色の車の話」です。
『夏休み、3つの色の車にお世話にならないようにしてください。』
 白…救急車、赤…消防車、白と黒…パトカー
 それぞれ、エピソードを交えて話をしました。
 例えば、救急車なら、『太郎くんはキックボードで坂道をこいでました。スピードがグングンあがります。そして、曲がり角が来ました。太郎くんは道路に飛び出し、車にはねられちゃったのです。救急車がやってきました。花子さんは、かき氷を100杯食べました。…』子ども達は、よく笑ってくれました。
 3つの色の車の話が終わったあと、もう一度、おさらいをしました。
『白い車は何でした?』「救急車!」
『赤は?』「消防車!」
『白と黒は?』「パトカー!」
『よく覚えていましたね。この夏休み、3つの色の車にお世話にならないように してください。』
さて、教室で語ったもう一つの色の車は、金色で霊柩車でした。
『死んだらダメだよ。生きて2学期、会いましょう。』

(2000.7.19)