最初が肝心

 オール伴一孝講座が西区民センターでありました。家の近くです。
 でも午前中は日曜参観なので、昼からの参加となりました。
 午後からだけでも、ぜひ参加したいので、学校をすばやく出てきました。
 最近、TOSSでは、特別支援の子に対応した模擬授業がよくされます。特別支援の子役がしっかりいるのです。
「最初の段階でほめてないですね。」と、伴先生。
 特別支援を要する子は、いつも叱られることが多いので、自己重要感が低くなっています。
 自分が大事にされてない、という思いが強くなるのです。
 ある先生が百玉そろばんで模擬授業をしてました。
 1の玉をやっている時に、「100やろう、100やろう」と言います。
「あとでやろうね。」と、その先生は対応したのですが、それでは、その子の中に「受け入れてもらえなかった」という思いがずっと残るそうです。
「100もあとでやってみようね。賛成!」と言って、関係ないことをやればいい、と伴先生は言われます。
 とりあえず、受けてあげる(賛成してあげる)ことで、「受け入れてもらった」という思いがずっと残るわけです。
 ゆえに最初が肝心なのです。
 最初の段階でほめることができれば、よいサイクルで続けていけるわけです。

(2010.6.14)