特別支援講座の学び

 秋のTOSSデーに参加しました。平山諭先生の特別支援の話は、何度聴いても学びがいっぱいあります。

①8歳以降、不安系神経ネットワークか報酬系神経ネットワークかに分かれる。
②きびしく叱られて育てられると、不安系になり、将来、鬱病になる可能性がある。
③ほめて育てられると、報酬系となり、楽観的な性格になっていく。
④心は3つの物質でできている。
1.セロトニン(癒し) 2.ドーパミン(快感) 3.ノルアドレナリン(緊張)
 優しく、楽しく、時には厳しい先生がバランスがとれている。
⑤多動の子は、動かなければ脳が安定しない。動くことに善悪の判断を持ち込まない。授業の中で、動きをどう保証するかを考えるべき。

 今、クラスの中に、いろんな子にちょっかいをかけ、様々なトラブルを引き起こす子がいます。この子に対して、そのちょっかいをやめさせようと考えて指導しても変化はないのです。
 人にちょっかいかけなければ、きっとその子の脳は安定しないのでしょう。
 ならば、私が授業の中で頻繁にその子にかまってあげればいいのです。その子が活躍するような場を授業の中に仕組めばいいのです。
 特別支援の子への対応をその子で学べると考えてもいいですね。

(2010.11.3)