短期記憶を鍛えるジャンケン

 平山諭先生に、頭を使う面白いジャンケンを教えてもらいました。

①先生の出すジャンケンを口で言わせる。
(例)先生がパーを出したら、「パー」。グーを出したら「グー」と言わせる。
②今度は、先生のジャンケンを口で言いながら、そのジャンケンに勝つジャンケンを自分で出させる。
(例)先生がパーを出したら、「パー」と言いながら、パーに勝つチョキを出す。
③先生のジャンケンを口で言いながら、そのジャンケンに負けるジャンケンを出す。
(例)先生がパーを出したら、「パー」と言いながら、パーに負けるグーを

 これは、後出しジャンケンよりも難しいです。
 短期記憶の弱いADHDの子が苦労しそうな遊びです。
 でも、このような楽しい遊びを通しながら、子どもたちの短期記憶の力を鍛えていくわけです。
 脳がよく働けば、子どもは落ち着く。
 子どもたちを快適な情動の中で学ばせていくことは、特別支援を要する児童だけでなく、全ての児童にとって必要なことなのです。
 今回新しく学んだことは、インクルージョンです。全ての子に課題があり、全ての子が特別なのです。

(2009.11.3)