特別支援の味方になる指導

 岡山で購入した『ADHD第11回授業作りセミナー記録冊子』の中に、小野隆行氏の講座記録が載っていました。「特別支援を要する子の「味方になる」対応術・教室環境作り」というタイトルです。
 全学年から問題行動を起こし、叱ると暴れる子との出会いです。15cmぐらいのキーホルダーのようなチェーンを振り回しているA君に、小野先生は以下のように対応したようです。

①「A君、それいいなあ。かっこいい。」
  同意する
②「これからお話を始めるから、それなくなったら困るよなあ。」
  味方になる
③「先生がもっておいてあげようか?それとも、自分でどっかにしまう?」
  選択させる
④すかさず「偉いなあ。すぐ自分でしまえるなんて、○○君はさすが3年生だ。」
  望ましい行動を強化する。

 これを読んだこともあり、昨日の修了式で、後ろの子にちょっかいかけてる子に、「後ろに行く?それともやめる?どっち?」と聞きました。すると「やめる」をその子は選びました。選択させるだけでも、効果的な指導です。

(2009.3.25)