『ジュニアボランティア教育2003年11月号』(東京教育技術研究所)の小野隆行氏の論文を読みながら、自分の指導を反省してしまいました。
「教室の障害児5 ADHDを知らない教師の功罪」という論文です。
小野氏が言うプラスのサイクルとマイナスのサイクルを並べて書いてみます。
《プラスのサイクル》
頑張る→褒められる→やる気が出る→頑張る
《マイナスのサイクル》
確認→注意→やる気が出ない→できない→注意→いらいらする
マイナスのサイクルの時、A君は荒れていたそうです。
そして、現在、プラスのサイクルの指導では、原稿用紙に5枚も6枚も評論分を書くまでになっているのです。
「確認と注意」では、どんどん子どものやる気はなくなっていくということです。「確認と賞賛」によって、子どもはやる気を出すのです。
最近、確認と注意ばかりをしていたような気がします。
これではいけませんね。
(2003.12.2)