「困った子」は神様だ!

 中谷彰宏『なぜあの人は困った人とつきあえるのか』(ダイヤモンド社)は、今の私が読むのに、ぴったりな本です。
 今の学級には、私にとって、困った子が何人かいます。
 私にとって、というのは、次のような意味です。(前述書より)

「困った人」は、人間が成長すると「困った人」ではなくなるのです。
「困った人」と出会うことで、人間は成長するのです。
 今、あなたが「困った人」と思っている人も、もう何年かしたら、なんであんな人を「困った人」だと思っていたのだろうかと、不思議に思えるようになります。
 それは、あなたが成長した時です。

 今のクラスにいる「困った子」は、教師の私が未熟だから「困った子」なのです。そして、私が教師の腕をあげれば、「困った子」ではなくなるわけです。
 神様が困った子に姿を変えて、
「荒井よ、もっと教師の腕を磨け!」と、言っているのでしょう。
 確かに、この頃は、よく勉強しています。(2000.5.1)