心配を行動に

 和田秀樹氏の『頭をよくするちょっとした「習慣術」』(祥伝社)より。

  「心配する気持ち」の活かし方
 先のことを心配したり、ダメになる自分を想像しても何も得をしない。つまり、心配そのものでは全然、得をしない。心配だからこうしよう、と具体的に行動に移して初めて得をする。
 大学受験でも、不思議なことに神経質なやつは受かる。といっても条件付きで、その神経質さが、覚えたことを忘れているんではないかという不安に向かい、そして復習するという行動に出た場合、受験に成功する。
 神経質さが、落ちるのではないかという不安に向いてしまい、勉強の能率を落とすと受験に失敗する。
 心配を、前向きな行動に変えることができるかどうかが、大切になる。

 ここでのキーワードは、「行動化」です。
 心配な気持ちを活かして、それを解消するための行動をすることで、得をするわけです。心配ばかりして何も行動しないなら、寝た方がましということです。

(2002.7.14)