限界が来たら

 図書館で借りている和田秀樹氏の『頭をよくするちょっとした「習慣術」』(祥伝社)も、返却期限が過ぎています。次の予約があるらしく延長もできません。

 それだけ集中力というのは人間の体調や、感情に左右されるものだ。だから私の場合は原則的には、続くかぎりやるようにしている。集中力が続くかぎり、原稿を書き続けて、限界が来たら違う仕事をする。そのために、いつも並行して二~三本は仕事を抱えるようにしている。ついでに言うと、ダメな日であっても必ず何らかの仕事をするようにしている。ダメだからといって何もやらないのであれば、予定はどんどん遅れる。ダメなりにできることを探して、それを本当にやることに意味がある。

 和田氏は、集中できる日は、一日に60枚の原稿を書くときもあるそうです。
 私にはそれだけの集中力も蓄積もありません。
 でも、限界が来たら違う仕事をする、というのは真似られるかもしれません。
 この考現学も、書くことに限界が来ているので、引用が増えています。
 たとえ引用が多くても、書かないよりはいいかな、と思っています。
 書かなければ、ずっと怠けてしまいそうになるからです。

(2002.7.16)