和田秀樹氏が考える「頭のよさ」は、要約すると、次の3つになるそうです。
1、自分自身の状態(感情)を知っている
2、困った時に頼りにできる人間が複数いる
3、いろいろと起こってくる問題に対する、解決能力が高い
1で思い出せることわざとして、「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」というものです。
敵を知るのは、情報収集に長けていればできます。
昔なら忍者・スパイ(今もか)、今なら盗聴器・偵察衛星など。
それと比べて、己、自分自身を知るということは、なぜ難しいのでしょうか。 それは、感情が事実を曲げてしまうからでしょう。
自分を客観的に見るというのは、本来、不可能なのです。
なぜなら、主観を持っているからこそ、自分なわけなのです。
自分の主観や感情を捨て去って、自分を外から見る、いいかえれば、自分を他人のように見る、というのは、普通できません。
人が自分をどう見ているかで判断すべきなのかもしれませんね。
(2002.7.18)