プール指導では、男女もしくはクラスで対面させて並べます。
「男子3コース、女子4コース。」
と言って、それぞれのコースで、軽い水慣れの運動をします。
10回もぐらせたり、だるま浮き20秒させたりです。その後、
「はい、上がりなさい。」
とあげます。当然、男女で差が出ます。
「女子の方が早い。女子起立。」
と言って、早い方から、横を泳がせていくのです。
こういうやり方は、他の時も使います。
例えば、整理体操をした後、
「帽子をとりなさい。……女子の方が早かった。はい、女子からシャワー。」
というように、差別化するわけです。
早くやれば得をする、ということが、次の動きを早くするのです。
自由時間が終わった後は、次のように言います。
「そこまで。10・9・8……・0。1・2・3…」
0まで言って逆カウントします。そしてオーバーしたタイムを次の自由時間から引くのです。
(2002.7.26)