やる気のない子を集中させるのは、難しいです。
簡単に思いつくのは、アメとムチ的なやり方です。
例えば、「全員暗唱できたらパーティーをやろう。」というのを提案すると、やる気のない子も「ちょっとがんばろうかな」と思うものです。
「これができないと、休み時間なし。」
というのも、あります。
やれそうなゴールを示して、やる気を出させる、という方法もあります。
「今日は、ここまでやろうか。」
やってない課題が山積みで残っている場合、一気にはさせられないので、その日にやるところをちょっと甘めに設定しておくと、なんとかやるものです。
「今日はここまでいいけど、もしできたらここまでやってみなさい。」
と、二つの目安を示す方法もあります。
甘めの目安と、もうちょっと厳しめの目安を両方示すのです。
子どもはとりあえず甘めの目安まで、やり遂げます。その時に、「もう少しだけやってみようか」と子どもが思えば、しめたものです。
でも基本的に、やる気があろうがなかろうが、やるべきことはやらないといけません。やるべきことを必ずやらせることが、大切になっていくのです。
(2002.7.27)