久しぶりに社会の授業

 5年の社会を飛び入りで1時間やらせてもらうことになりました。
 有機農法と野菜・果物・畜産物の生産地のところ8ページ分を1時間で一気にやろうと思ってます。
(授業が遅れて困っている2年目の先生の学級です。)

1.地図帳地名探し
①「北海道の網走」→南にテンサイ、西に牛
②「宮崎県の日向」→鶏、碁石、南西にキュウリ・ピーマン・大根・たばこ
③「弘前」→りんご
2.有機農法について
①どちらの米を買うか。A 10kg 3500円 こしひかり
B  5kg 3500円 こしひかり 有機米
②有機米…農薬・化学肥料・たい肥(牛のふんなど)を使って作る米。
有機農法 例 アイガモ農法
3.野菜・果物・畜産物の生産地について
①資料集の作業ページをする。(いろいろな農産物の産地)
②気づいたことを書き、発表。
③野菜…日本全国で生産(大都市近くでさかん)
 くだもの…気候や地形と深い関係で生産
畜産物…北海道と九州南部でさかんに生産
4.なぜ、青森県はリンゴ生産日本一なのか?
 すずしい気候という理由だけでなく、様々な理由がある。
 明治時代、他の作物への転換を考えていた。
 大地主がいたから。(果物は収入までに年月がかかる。)
 米づくりが安定していなかったから。
 日清戦争でりんごが人気物に。
 青森港があったことで、日露戦争を経て、1位になる。
         向山洋一『教師修業十年』P.33~35(明治図書)より

 青森県はリンゴ生産日本一を扱った後に、次のように語ろうと思っています。
「青森県が日本生産一になったのには、たくさんの理由がありました。そのころ の青森の人の多くの努力によって、日本一になれたのです。
 教科書や資料集には、米やリンゴなどが、どこで多く取れるかが載っています し、理由も書いてます。でも、その理由はほんとに簡単にしか書いてありませ ん。なぜ、その県が、日本一になったかというのは、自分でいろいろと調べて みるしかないのです。自分で調べてみると、社会っていう勉強は、楽しい勉強 になっていくのではないかと、思います。」

(2005.7.14)