天保山・埋め立て地

 3年で大阪市の授業をすることになると、自分も勉強になります。
 港区にある天保山をしっていますか。
 どのくらいの高さの山か子どもの予想させました。いくら低い山でも、学校の校舎より高いと子どもは予想していました。
 副読本『わたしたちの大阪』に、天保山についての記述が小さく載ってます。

 170年ほど前、安治川の川ざらえの土や砂をもりあげてつくった人工の山。今の高さは、やく4.5mですが、当時は20mほどで、灯台がたてられていました。今は、公園になっています。

 天保2(1831)年に築かれたから、天保山なのです。
 天保山の山頂には、看板があり、「日本一の低い山」と書いてあります。
 咲洲(南港)・舞洲・夢洲(北港)の埋め立てて作った島についても授業しました。
 昔、大阪府が一番面積が小さい都道府県でした。でも、今は一番が香川で、大阪はブービーになっています。面積が広くなった理由を大阪が埋め立て地を増やしたからだと、ずっと思っていました。
 でも実は、1988年に国土地理院が正確に測ってみると、大阪の方が広かったということが分かったのです。ようは測り間違いだったわけです。

(2007.7.13)