『週刊朝日2014.8.20』に「救急医療をITが救う!」という記事がありました。
救急車で運ばれているのに搬送先が決まらず「たらい回し」に─そんな医療の難問に、一つの解決方法を示すことができそうな“切り札”が登場した。ITを活用したシステムだ。今年4月から導入した埼玉県の救急隊に密着し、その効果を検証した。
これまで、救急隊は患者の搬送先を一軒ずつ電話をかけて探していたそうです。管内の病院の状況なら把握していても、そこで決まらない場合、情報のない管外病院に電話することになります。ただ、その病院に患者に合った専門医がいるかどうかは、電話するまで分かりません。一刻も早く搬送したいのにできない状況が続いていたそうです。
そこで役だったのがiPadだそうです。
ノートパソコンは置き場に困り、スマートフォンだと救急隊員がメールで遊んでるように誤解される。iPadなら起動も速く、画面で、どの専門医がどの病院にいるかがすぐに把握できるそうです。
各病院が、その病院の状況をネット上にアップできるようになれば、どこの病院ではどんな患者を何人まで受け入れられるかが、一目で分かるようになります。
ITの進化が、人の命を救うわけです。
(2014.7.16)