植物の発芽に必要な条件を書かせて、発表させました。
水・空気・土・てきとうな温度・日当たり・養分・日光・栄養・でんぷん・肥料・たね・根っこ
検討する前に、私の方で、いくつか整理しました。
例えば、栄養というのは人間や動物の時に使う。ご飯を食べると栄養になります。というように。種の場合は、でんぷんが発芽の養分となる。という具合に。「田畑さんの意見で、いい勉強ができましたね。」
間違った意見からこそ、学びがあることをおさえておきました。
日当たりは、日光のことを言いたかったというのを本人に確認しました。日当たりというのは、日の当たり具合ですから、日当たりだけでは日光と同義語にはならないのです。
「たね・根っこは、あるものだから、必要条件にいれません。」
残りのもので、いらないというものを1つ選ばせ、手を挙げさせました。
でんぷんで、○×のどちらかに手を挙げさせてみると、16対17でほぼ同数に分かれました。
「これはいい問題ですね。」
(でんぷんを水にとかして与えないといけないか、という問いです。)
「でんぷんについては今扱いません。あとで分かるかもしれません。」
一通り、意見交流したあと、
「今日の勉強に役立つ、あるものを持ってきました。」
と言って、箱を見せました。(この中に、もやしを入れています。)
中にあるものを20の扉で当てさせました。(当たらず。)
もやしを配り、スケッチさせ、気付きを書かせて、発表。
もやしの作り方を考えさせたあと、映像を見せ、さらに日光を当てるとどうなるかを書かせて発表。
日光を当てたもやしの映像に子どもたちはびっくりしていました。
・今日わかったことは、もやしの種がみどりだったこと。もやしに日光をあてるとあんなにそだってびっーくりした。家でそだてているインゲンに日光や肥料をあげようと思った。(石田)
・もやしが日光に当たると食べれなくなって、食べれる時の何倍も育つなんて、日光はすごいと思いました。他の植物にも、日光がないとだめなんて日光は本当にすごいと思いました。(森)
(2009.5.6)
5年理科。最初に袋に入ってた物を20の扉で当てさせました。もやしです。
「もやしのひみつをさぐろう。」が今日の課題。1人に数本ずつ、もやしを配り、分かったこと・気づいたこと・思ったことを書かせました。
1)もやしの中に水分が多い。 2)もやしの半分くらいは水だと思う。
3)葉っぱみたいなのがついてい。 4)先っぽにきいろい物がある。
5)つめたい。 6)もやしは水分がなくちゃおいしくない。
7)きいろのははっぱかな? 8)生で食べたらおいしくない。
9)くきみたいなやつと、はっぱみたいなまめがある。
10)おしたら、水みたいなんがでてくる。 11)黄色のものがある。
12)きいろいはっぱみたいなものがある。 13)水がいっぱい入ってた。
14)長いのと短いののがある。 15)黄色で細いものがついている。
16)もやしの先は、きいろい。 17)見た目はぬれてそう。
18)もやしの先には、ねのようなものがあり、黄色い花のようなものがある。
19)9cmぐらいある。 20)ふとさが5mmぐらい
21)先(とがっているほう)が黄色で下の方が白色。
発表・質問の後、もやしは日光がなくても育つことを教え、理科室でその映像を見せました。植物は日光がなくても発芽することを教えました。
(2014.4.22)