メダカの卵が大きい理由

「メダカの卵とヒトの卵では、どちらが大きいか。」を5年の子ども達に問いました。この発問をすると、だいたい意見が半々に分かれるので、いい問題のようです。
 理由も言わせました。
 でも、そんなに根拠ある理由は言えないだろうな、と私は思ってました。
「メダカよりヒトの方が大きいから」というヒト派の理由は、それなりに説得力があります。
 一方、メダカの方が大きいという理由は、そう思うからという根拠のないものです。(私自身、事実として知っているだけです。)
 正解は、メダカの方が大きいのです。メダカの卵は約1mm。ヒトの卵(受精卵)は約0.14mmなのです。
 一人の男の子が、メダカの方が大きい理由として次のようなことを言いました。「メダカの卵は、お母さんから養分をもらって産まれてくるから。ヒトの卵は、 お母さんのお腹の中で養分をもらうから。」
 産まれた後に養分をもらえないメダカの卵の方が、お腹の中で養分がもらえるヒトの卵より、大きい、ということです。
 なるほど、これなら納得できます。

(2005.5.18)