単位量あたりの大きさ

 今の算数は、TTとなっています。
 今は、TT専門の先生が主として授業を行っています。(1年目の講師です。)
 でも、次の単元は私が教えることになりました。
 1年目の先生と同じような授業をしていたのでは、高い給料をもらっている価値がありません。少し気合いを入れて教材研究をしようと思っています。
 授業する単元は、「単位量あたりの大きさ」です。
 大阪書籍の最初のページには、マットに子どもがのっている3つ写真があります。3枚のマットに15人、3枚のマットに12人、2枚のマットに12人です。

「あのマットには、何人のっていますか。○○くん。」
「15人です。」
「あの横に、15人と書きなさい。」
「マットは何枚ありますか。○○さん。」
「3枚です。」
「15人の横に、3枚と書きなさい。」
「3枚のマットの上に15人がのっているので、15人と3枚の間に斜め線を引き ます。」
「こう読みます。あはマット3枚に15人のっています。」
 /を引かすのは、中学校の学習を考慮してです。
 m/時というような表し方を中学からはするからです。
 さて、残りの(い)と(う)も同じように書かせていきます。
 最終的に、3つを次のように読ませます。

・あは、マット3枚に15人のっています。
・いは、マット3枚に12人のっています。
・うは、マット2枚に12人のっています。

 あることをしてから、次に右ページの表を見せます。
 そして、上と同じように読ませます。
ところで、あることというのは、左ページの写真だけを使って、あとい、いとう、あとうを比べさせることです。
 あとい、いとうは、簡単に答えを出せます。でも、いとうは、すぐには分かりません。
「あとうの比べ方をこれから勉強していきます。」
 こうして、左ページとは、さよならします。
 右に進んでから左に戻るのは、混乱の元なのでしないのです。
 次からは、数字の世界となるのです。

(2003.9.23)