塩酸をつかって、アルミはくを溶かす実験です。
子ども達の書いた実験の結果を見てください。
・塩酸を入れると、アルミはくがとけて、ジュワッと音がした。
・とけたとき、けむり、みたいのが、でてきた。あと、音が、ジュワジュワってなってた。
・数分たったけど、穴がぽっかりあくぐらいとけた。とける前にたくさんのあわがでて、最後はたくさんのあわがでた。
・始めのうちは、反応がなかったが、時間がたつにつれて、あわが少しずつでてきて、さいごには、いきなりジュッといって、アルミはくに穴があった。とけた後は液がくろくなっていて、そこがあつかった。
・とけて、あながあいた。そこがあつかった。さいごに、けムリがでた。
・くさくて、けむりが出て、アルミはくがこげたようになった。それをいれていたようきが、あつくなった。
・小さな白いあわがでてきて、だんだん白いけむりがでてきて、アルミニウムはくが、溶けた。
・アルミはくがとけてシューってゆってた。におったら鼻に激痛がきた底があったかかった。
・とけた時に、けむりがでて、おとが、パチパチしていた、けむりは、とてもくさかった。・予想通り溶けました。アルミはくがまるでふんまつみたいになりました。
・うつわが熱くなりアルミはくは少し溶けた。溶けているとき肉をやいている音ににていた。
たんにアルミはくが「とけた」という表現ではなくて、とける様子がくわしく書いています。
今回、このように書けたのも、ある声かけをしたからです。
その声かけは、『ドラマを生む向山型理科の展開 小学6年』(明治図書)の善能寺先生の論文から、学びました。善能寺先生は、子どもに語ります。
教科書では、わからないことを実験して調べましょう。
音・におい・味・時間といったものは、教科書では表現できません。連続もしていません。
実際に実験をしても、教科書を見ればわかることしか発見できないのなら、実験をする必要はありません。 P.78
(2004.9.14)