5年のてこの学習です。
バケツに砂をつめこみ、棒を通して持ち上げられる物を作りました。
最初に、バケツ(作用点)を支点から遠くに離し、手で押す力点は支点に近づけました。
「このクラスで、力の強い子は、誰かな。」
と、問いかけると、数人の子の名前があがりました。
前に出て、やらせました。
全然、持ち上がりません。
力の強い子が2人がかりで、やっと持ち上げられたぐらいです。
次に、背の低い力の弱そうな子を呼びました。
この時、バケツを支点に近づけ、力点を支点から遠く離しました。
すると、力の弱そうな子が軽々と、バケツを持ち上げることができたのです。
この後、班ごと、全員に、このてこを体験させました。
力点が支点から遠い方と近い方と、両方させていったのです。
(待っている間に、ノート作業をします。)
棒をずらすだけで、物の持ち上げる力が変わるのは、考えてみれば、不思議なことです。体験させないと、分からないことでもあるでしょうね。
(2004.9.24)