実験続きを乗り切る段取り

 6年の理科は「水溶液の性質」です。
 これは、実験の多い単元なので、6年のクラスの授業が続くと、準備に追われてしまいます。段取りよくやらなければ、次の授業に間に合わなくなってしまうのです。
 例えば、今日の1時間目の6年生は、塩酸・水酸化ナトリウム水溶液・食塩水に、アルミや鉄を入れる実験です。
 2時間目は、別のクラスで、上記3つの水溶液をリトマス紙で調べる実験です。

【1時間目】
① 教科書にある実験のやり方を音読。(追い読み→1人読み→指名読み)
② 教科書を片付けさせる。
③ ノートに、表を書かせる。→
④ (班で1番~4番を決めておく。)
⑤  1番に試験管セット(①~⑥の6本) を取りに来させる。
⑥ 2番に、アルミ箔を取りに来させる。 ②④⑥の試験管に入れさせる。
⑦ 3番に、スチールウールを取りに来させる。 ①③⑤の試験管に入れさせる。
⑧ 4番に、ピペットとピペット洗浄用のビーカーを取りに来させる。
⑨ 1番立たせる。「1番の人は、①の試験管に塩酸を入れます。
          入れたら、次は2番の試験管に塩酸を入れなさい。
          塩酸を入れるのは、①と②の試験 管だけです。」
⑩ 3番立たせる。「塩酸を使ったピペットは洗ってありますか。
          3番の人は、水酸化ナトリウム水溶液を③の試験管に入れます。
          入れたら、4番の人に渡しなさい。」(水酸化ナトリウム水溶液は、塩酸と交換で渡す。)
⑪ 同じように、食塩水も、⑤⑥の試験管に入れさせる。
⑫ 気付いたことを①~⑥の数字を使って、6つ以上書くことを告げる。
⑬ 表に、反応したら○、反応しなかったら×を書かせていく。
⑭ 6つ以上の気付きと、今日学んだことが書けたら、終了。

 実験をさせながら、私は使い終わったものをどんどん、準備室へ片付けていきます。
 2時間目に必要なパソコンやプロジェクターも準備しておきます。
 全員がノートを出し終わった時には、1時間目の片付けが終了し、2時間目の準備がほぼできている状態になっていました。
 ただ、実験に使った試験管は、やっと昼休みに洗い終わったのでした。(とりあえずバケツにつけておきました。)

(2005.9.15)