5年社会の水産業で、セレクト発問をしました。
「養殖業と栽培漁業のどちらかをやるとしたら、どちらをやりますか。」
養殖業を選んだ子が16人、栽培漁業を選んだ子が15人でした。見事、半々に分かれたのです。森竹高裕氏は「減ってきた魚を増やすには、養殖と栽培のどちらがいいだろう。」という発問をされています。この発問は、私の発問をやった後に、水産業の問題として、次に考えさせた方がいいと考えました。
【養殖業がいい】
・時間があまりかからなそうだから
・さとちがう国にとられるかもしれないから。
・さいばい漁業は、べつのさかなに食べられるからいや。
・育てたいから
・さいばい漁業だと魚がもどってこないかもしれないから
・子どもの時は小さいけれど育てると大きくなって食べる部分がふえる。
【栽培漁業がいい】
・海に行っている時、働けるから。
・よは大きくなるまで育てないといけないから。
・さは魚がふえる
・よの一本づりは、大変そうだからさの方がいい。
・らくそう。
・そっちのほうがいいから
・よだったら全めつする可能性があるから
上田くんが栽培漁業をしたい理由として、「魚がふえる」と書いています。魚の減少をくいとめるためには、栽培漁業が適していることが出てきているのです。
明日は、上記の意見を発表させてから、養殖業で困ることや栽培漁業で困るような事例をこちらでも紹介します。
それから、沖合・遠洋・沿岸漁業の漁獲量が年々減少していることをグラフから読み取らせ、栽培漁業の必要性をおさえようと思います。
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上記の授業の最初に、テスト対策としてフラッシュカードを読ませました。
リマン海流→対馬海流→親潮→千島海流→黒潮→日本海流→大陸だな→まきあみ漁
地図を見せながら、海流名は言わせていきました。
ところで、リマン海流の「リマン」は、どういう意味でしょうか。
最初は、地名かなと考えました。対馬は島の名前ですし、千島は千島列島から命名されています。
リマンは、実はロシア語で、「大きな河口」という意味なのです。
ソビエト連邦の時はリマン海流とは言わなかったのでしょうね。
(2007.9.19)