理科らしくない「花から実へ」

 理科の1学期の単元が丸々1つ残っていた。「花から実へ」である。
 教科書では10ページ分だが、1時間で終えた。
 本来なら、カボチャのおばなやめばなを観察さえ、めばなのめしべの柱頭がべとべとしていることや、おばなのおしべの花粉を顕微鏡で観察したりしないといけない。しかし、学習園のカボチャはすべて枯れてしまっていた。一切、手入れをせず、放っておいた結果である。
 まったく体感を通さない、理科らしくない理科である。情けないことだ。
 今日の授業を簡単に振り返れば、

 ①めばなのつぼみを描かせ、気づいたことを3つ書かせ発表。
 ②おばなのつぼみを描かせ、めばなのつぼみとの違いを3つ書かせ発表。
 ③開花しためばなを描かせ、気づいたことを3つ書かせ発表。
 ④開花したおばなを描かせ、めばなとの違いを3つ書かせ発表。
 ⑤めばな・おばなにあるめしべ・おしべ・花粉・がくなどの名称を書かせる。
 ⑥顕微鏡で拡大した花粉の図を描かせる。
 ⑦メダカやヒトの受精を振り返りながら、受粉の定義を書かせる。
 ⑧今日学んだことを書いて終了。

 運動会もあり、進度を遅らせることもできないので、今回は苦肉の策である。

(2009.9.8)