国語の教科書にある「お願いの手紙」の一部です。
初めてお便りします。
わたしは、大川小学校の四年生で高野由花子といいます。今日は、お願いがあってお手紙を書きました。
たんにんの北野先生から連らくがあったかと思いますが、わたしたちのクラスでは、地いきの伝とう産業について調べることになりました。
わたしたちのグループでは、地元で和紙を作る家が、どうして少なくなってしまったのかを調べ、もう一度さかんにすることはできないかを考えていきたいと思っています。そこで、みなさまに、昔から伝えられてきた地元の和紙についてのアンケートに協力していただきたいのです。(後略:荒井)
連れ読みや交代読みのあと、次の問いを出し、ノートに書かせました。
「高野さんのクラスでは、何について調べることになりましたか。」
徳丸くんという子に発表させ、その子を司会にして授業を進めました。
1)地元で和紙を作る家が、どうして少なくなってしまったのか。10人
2)知いきの伝とう産業について調べることになった。4人
3)地元の和紙について。0人
4)知いきの伝とう産業について。6人
テストに出てくる第1問を扱っただけです。
教科書をよく読めば書いているのに、まちがいを書いてる子もいれば、答えが時間内に書けずに、板書されたものから選んでる子もいました。
それぞれの意見で、正しい理由が言える子に言わせてから、
「高野さんのクラスでは、何について調べることになりましたか。と聞いてるん ですよ。」
Aくんの答えは、クラスではなく、グループの調べることになってます。
このあと、ノートを集めて点検すると、「産業」を「さんぎょう」とひらがなで書いている子もいました。
「教科書に漢字で書いてある文は漢字で書く。」
と、何度も言ってるのですが、徹底するにはもっともっと指導していく必要があるようです。
「高野さんのグループでは、何について調べたいのですか。」
これがテストの2問目ですが、これはもう扱いません。
明日は、お礼の手紙の学習に入ります。
教科書では、お願いの手紙とお礼の手紙のちがいを考えさせる展開になってます。でも、お願いの手紙は、お願いが書かれてあり、お礼の手紙は感謝の言葉が書かれてるぐらいのちがいで十分だと思います。
むしろ、どちらの手紙でも大切にしたい共通点の方が大事でしょうね。
(2013.9.24)