兵庫合宿での野口芳宏氏の講座は、まさに学ぶこといっぱい。
野口氏の歯切れのいい主張の数々を紹介してみよう。
・(教師は)あらためて出てくることばを辞書で調べる律儀さが大切。
・小中学校の先生は持ち前の知識で、その日その日がすごせる危険な仕事。(大村はま談)
・はやらない時こそ、主張するのが大切。
・人間は、うっちゃっておけば、ろくなことにはならない。
・自ら律することができない人は、他人に律することで、自律に近づく。
・小中で個性を育ててはダメ。つぶす!
・そう解釈する方が、ずっと面白い(深い)。それが正解だ。(西郷竹彦談)
・教師の解は押しつける。知的体力をつける。
野口芳宏氏は、自分にごまかしをしない人である。
例えば、「個性を育ててはダメ。つぶす!」なんていうのは、なかなか言えるものではない。
けっして、「個性をどうするか」という問題を脇においたりしない。目の前にある問題に、必ず自分の考えというのを主張するのである。
(1998.8.27)