ヘクトパスカルとは

 昨日、台風16号が日本に上陸しました。
 8月31日の産経新聞の朝刊に、次のような記述があります。

 三十一日午前零時現在、台風の中心気圧は九七〇ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は三五㍍。中心の南東側二二〇㌔と北西側一一〇㌔が暴風域となっている。

 この文章の中で、分からない言葉は「ヘクトパスカル」です。
 台風が話題になっている今、子どもに、「ヘクトパスカルって何?」と、質問されるかもしれません。
 そこで、電子辞書で調べてみました。

ヘクト-パスカル【hectopascal】
 圧力の単位。1パスカルの100倍。記号hPa
 1ヘクトパスカルは1ミリバールに同じ。
パスカル【pascal】
(B.パスカルの名に因む)圧力の単位。国際単位系の組立単位。1パスカルは、1平方メートルに1ニュートンの力が作用するときの圧力。記号Pa

 調べてみて分かったことは、ヘクトパスカルを説明するのは、難しい、ということです。
 そういう時は、話をそらすに限ります。
「ヘクトパスカルというのは、大気の圧力を表す単位のことだよ。
 ヘクトというのは、100倍という意味だから。1パスカルの100倍ということ。
 パスカルというのは、人の名前なんだ。
 パスカルの法則というのを発明した人だよ。
 パスカルの有名な言葉があります。「人間は考える葦である」というもの。
 無限な宇宙と比べると、人間は植物の葦のごとく弱いけれど、それを知っている人間は、とても偉大である、という意味です。」
 ちょっと無理があるかもしれませんが。
「ヘクトパスカルって」と入れて、Googleで検索してみると、ヘクトパスカルについて、子ども向けに話しているホームページもありました。
 http://gabacho.reto.jp/whims/whim0086.html
 上記のページの説明は、長いです。ちょっとは分かります。
 http://www.city.kuki.saitama.jp/info/siminseikatu/bousai/husuigai/husuigai.html
 この説明は、簡単。うまくごまかしてますよ。

(2004.8.31)