エレポン

実機について 1973年、タイトーから登場。
当時、各メーカーから発売されたATARIの「ポン」の亜流の1つ。
「ポン」と同じく2人対戦用。50円投入で1回戦・100円投入で2回戦プレイが可能。
ラケットをダイヤルで操作する。ラケットは上下以外に動かす事が出来ない。
ルール的には「ポン」系統と同様で、画面に表示されている長方形のパドルを操作して相手にパックを打ち返す。
相手陣地(画面端)にパックを入れると1点加算。最終的に11点、若しくは15点先取したプレイヤーが勝利となる。
(点数は店側の設定で変更可能)

同時期に筐体・基板を流用した以下の派生作品も登場した。
パドルを3つに増やし、更にアグレッシブな攻撃が可能になった「プロホッケー」。
カラーモニター採用で鮮やかなグリーンのフィールドを再現した「サッカー」。
この時代で既に4人同時プレイを実現した「デビスカップ」。
これら3作品は「エレポン」とほぼ同じ内容で、画面のレイアウトとルールが若干変更されたものだが、
アストロレース」は、画面上に向かう宇宙船をゴールへ導くレースゲームとなっている。

戯言 日本のゲーム業界の老舗中の老舗であるタイトーが黎明期の頃、業界へ参入したゲーム機の一つ。
上述したように当時はATARIの「ポン」が、世界初の本格的な業務用ビデオゲームとして大ヒットした時代。
セガの「ポントロン」など、世界中のメーカーが「ポン」の亜流や海賊版を挙って発売していました。
これが後の世界的大ヒット作「スペースインベーダー」に繋がるワケですな。

筐体デザインも「プロホッケー」など、その後の姉妹版へ継承されてます。
当時の家電は木目プリントが世界的なブーム(?)だったようで、「ポン」も既に木目プリントが施されていたからか、
このゲーム筐体も木目パネルを多用して家具調になっています。

作者が業務用でプレイしたゲームで一番古い記憶は「ブロックくずし(1976年頃)」で、流石にこのゲームは記憶にありませんが、
「ポン」でも触れているように内容が近いのは、家庭用ゲーム機「システム10(1978年頃)」かなぁ…?


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