ギャラクシアン

実機について 1979年10月、ナムコから登場したシューティングゲーム。
タイトーの「スペースインベーダー」の大ヒットに影響されて開発された。
目論見通りに「スペースインベーダー」の後釜として大ヒットとなり、国内外問わず海賊版が制作されるほどになった。
当時のパソコンや、「ファミリーコンピューター」等の家庭用ゲーム機にも移植されている。

「スペースインベーダー」同様に縦画面モニターを使用した、画面固定式シューティングゲーム。
戦いの場となる宇宙空間に、総勢46匹の敵エイリアンが整列している。
画面最下段に表示されている自機"ギャラクシップ"をレバーで操作して、ボタンで弾を発射する。
自機は左右にしか動かせず、弾も画面外に消えるか敵に当たるまで次弾が発射出来ない。
エイリアンの集団は小刻みに揺れながら、左右に移動を繰り返す。
「スペースインベーダー」のように、放置すると徐々に最下段に降りてくる事は無いが、
時折、エイリアンが集団から離脱して自機に向かい、弾の発射と体当たり・宙返りを組み合わせて攻撃する。
4種族居るエイリアンは、それぞれ性能や攻撃パターンが異なる。

【グリーン】…30匹。1段目〜3段目に待機している。あまり積極的に攻撃してこない。
【パープル】…8匹。4段目に待機。激しく急降下や蛇行を繰り返す、最も危険な種族である。
【レッド】…6匹。5段目に待機。性能はグリーンとあまり変わらないが旗艦の護衛であり、旗艦が居ると一緒に降下してくる。
【旗艦(ボス)】…2匹(4匹)。最上段に待機。レッド1〜2匹を伴って降下する。撃墜すると数秒間、敵軍の攻撃が止む。

エイリアンは待機中と降下中で得点が異なり、特にレッドエイリアンを伴って降下する旗艦は、
先に護衛のレッドを倒してから、旗艦を撃墜すると高得点が得られる。
ハイスコアを狙うには必須のテクニックであるが、動きに翻弄されて自機が撃墜される危険性も高い。
旗艦は途中で逃走する事があり、その場合は次ステージで追加される。(+2匹まで)
全てのエイリアンを撃破すると、更に難易度の高い次ステージが開始される。

後付け設定であるものの、1990年の「ギャラクシアン3」登場を皮切りに、
バンダイナムコエンターテインメントによる、一連のSF系ゲーム作品「UGSFシリーズ」の一つとされている。
因みに一部で誤解されているが、タイトルの「ギャラクシアン」とは敵の名称ではなく、
銀河系(galaxy)の人類、即ちプレイヤーを指す名称である。
(但し、続編「ギャラガ」「ギャプラス」は敵側の名称である)

【関連項目】
・「ギャラガ」…続編。敵に捕らわれた自機を奪還・合体するシステムを導入。
・「ギャプラス」…ギャラガの続編。敵を味方にするトラクタービーム等、様々な強化武器が登場する。
・「ギャラガ'88」…ギャラガの続編。ステージ分岐を導入。デュアルファイターからトリプルファイターに強化可能。
・「ギャラクシアン3」…関連作品。3Dポリゴンを導入した超大型体感シューティングゲーム。

作品について&戯言 ナムコの往年のビデオゲーム筐体は、当ミニチュア展示サイトを立ち上げた時から制作構想がありましたが、
複雑に描かれたサイドパネルの表現など、まだまだ腕が追い付かず、たまたま早い段階で資料が揃った
ゼビウス」や「ジービー」が限界でした。
しかし、10年以上も様々な筐体ミニチュアを作りながら、同時にペイントソフトの扱いも少しずつ上達してきました。
そして2016年暮れに「ナムコアーケードゲームマシンコレクション」と言う、縮尺1/12のミニチュアシリーズが発売されまして、
早速、作者も購入した筐体ミニチュアを手本に、一連のナムコのレトロゲーム筐体を制作しました。

このゲームは小学校低学年だった当時、自分の行動範囲では設置されている店が少なくて、
西成区内にあったボウリング場(2001年頃に閉店)で、親に強請って数回プレイさせてもらったくらいです。
パープルエイリアンに翻弄されたりして、精々ステージ2まで行ければ調子が良い感じでした。
どちらかと言うと「ギャラガ」がお気に入りだったので、ファミコン版も友人に借りて遊んでました。
今では東京・大阪のレトロゲーセンでもプレイ出来ますが、腕前は当時と全く変わってません(笑)

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