一般化から授業化

 前回、大仏の授業で一般化したことを他の学年の他の教科で、授業化してみます。3年理科の「昆虫」に適用してみます。

①子どもの既存の知識を問う。(~について知ってることを書きなさい。)
「知っている虫の名前を5つ書いたら持ってきなさい。」
②なぜ~のか、子どもの予想・考えを問う。
「なぜ、昆虫の足は6本なのですか。」
③AかBかを問う。
「アリは、昆虫か昆虫ではないか。」「クモは、昆虫か昆虫ではないか。」
④教科書や資料集を読ませる。
⑤授業のメイン発問の伏線になるような導入をする。
「何の虫か当ててましょう。」といって、頭・胸・腹・足という順に描い ていく。子どもの予想から、いくつかの昆虫の名前が出るはず。

 教材研究もせず、一般化したものから授業化するのは、難しいものです。
「なぜ、昆虫の足は6本なのですか。」という答えは、分かりません。6本のものを昆虫と名付けたと言えるかもしれません。では、頭・胸・腹と分かれていない6本足の虫がいるかどうかもしれません。
 とりあえず授業化してみてから、教材研究してみるという手もありそうです。

(2007.8.15)