理科と社会の相性

 授業からの一般化から、別教科への応用を同時に考えてみます。

 5年社会「米作り」の授業より。

①地名探し→探す順位を競う→【国語】辞書引き
②「お米を食べている国はどれくらいあるか?」を予想。→数を予想させる。
  →【理科】昆虫は何種類がいると思いますか。
③「お米はどんなところで作られるのか。」→仮説を立てさせる
  →【理科】昆虫はどんなところに住んでいますか。
④世界で一番米を作っている国のランキングを1~8位まで予想させる。
  →順位を予想させる→【理科】どれが一番水にとけますか。
⑤日本では寒いところで作られているのはなぜかを考えさせる。
  →なぜ~か、を問う。→【国語】なぜ太一は、海の主と戦わなかったのですか。

 地名探しも辞書引きも、どちらかというとゲーム的です。ただ、探す過程の中で、地図の中からいろんな発見をしたり、辞書からいろんな言葉を見つけたりすることができます。授業にからまるような地名や言葉を探させることで、授業の導入ともなるのです。
 仮説を立てさせるのは、社会や理科で何度も使えそうです。
 どうも社会と理科は、発問の質が似ているようです。

(2007.8.16)