甲本卓司『「やんちゃ」に負けない対応力向上作戦』(明治図書2009.6)より。
「だってさ、A君はね、四回も書いたんだから、それだけで合格だ」
「くやしかったら、みんな四回書いてみなさい」
ノートまとめで何度やっても合格しない子に対して、どうするかの答えです。
基準に達していなくても、何度もやり直しことを評価するわけです。
次は、思春期の子の4つの特徴について語っているところです。
一つめはね、憧れを持つということ。(中略:荒井)
二つめはね、今までの価値観とは一八〇度変わってくるということです。
親の言うこと、先生の言うことは全部正しいと教え込まれてきた子どもたちが、突然「何言ってんだよ」「おめぇ、うるせんだよ」「あんたの言うことなんか二度と聞くもんか」というふうになるのが、この時期なんですよね。(中略:荒井)
それから、もう一つ言うと、真の友を求める時期である。
親が言おうが何しようが、友達の悪口を言ったら絶対、その親だとか先生だとか絶対ダメだよね。(中略:荒井)
四つめはね、そうやって半分大人みたいなことを言いながら、体半分くらいは、心の港を求めているということです。
5年生の子らも、夏休みあけると、ガラッと変わってるかもしれません。
(2009.8.14)