言葉と結果をセットにする

 石井裕之『人生を変える!「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』(フォレスト出版2007.12)

 最近の子供たちは、カンタンに「死ね!」という言葉を使います。本人たちとしては、「このバカ野郎!」という程度のニュアンスで使っているようですが、私くらいの年代の人間からするととてもショックを感じます。
 たとえば、親に対して「死ね!」と言っても、本当に死んでくれと望んでいるわけではないし、実際に言葉通りに親に死なれたら自分たちが困る。(中略:荒井)
 子供たちは、“言葉は実現しないものだ”という前提に立って言葉を使っている
(中略:荒井)本当は死んでほしくない人に「死ね!」と言える子供が、たとえば「サッカー選手になりたい!」と願いをいくら唱えても、その言葉はアファメーションとして潜在意識に影響を与えることなんかできっこない

 自分の唱えた言葉が現実になるかどうかは、ふだんのその人の言葉と結果がどうかで決まるわけです。
「いつか自分の本を出したいです。」と言っていても、そのための努力を何もしていなければ、潜在意識は、言ったことを実現しなくてもいいのだな、と考えてしまうわけです。
 小さな約束を言葉に出し、それを必ず実現していくことが必要なのです。

(2011.8.25)