たすのかな ひくのかな

 日本文教出版『しょうがくさんすう 1ねん』の問題作り教材です。

 パッと見て、これは教科書を拡大表示し、さらに扱うところだけを限定しないといけないと思いました。余計な情報が多すぎます。
 さらに、最初に扱う問題は、ドッジボールか、花の鉢を持って帰る問題かです。
 残り2問は、問題として成立してません。絵を見ないと解けない問題だからです。ドッジと花の鉢の問題は、逆に絵を見ると答えが分かる問題になってます。
 ドッジの問題は、1くみ・2くみと余計な数字が入ってくるけれど、ひき算よりたし算の方が簡単なので、ドッジを扱うことにします。
 教科書に、ドッジで遊んでるところを赤鉛筆で囲ませます。教師が前で見本を示す必要がありそうです。

 そのあと、右のように、ドッジの場面だけを切り取った画像を見せたい。
 余計な情報を消すことが、低学年では特に大切です。
 問題を何回か読ませて、ノートに式と答えを書かせて、発表。○つけ。
 このあと、この問題の条件を変えて、作り直すこともできます。
 例えば、「外野4人、内野5人でドッジボールをしています。みんなで~」というようにです。男5人と女4人でも、いいでしょう。
 でも、ここは、すぐに花の鉢の問題に移った方がいいように思います。
「たし算やひき算の問題をつくろう。」が、このページのねらいだからです。
 花の鉢の問題をやったあと、にわとりとひよこの問題を読ませ、次は、たりないところを補って、問題作りをさせます。そうするように、あえて、問題を不十分にしてるのかもしれません。きっとそうなのでしょう。
 でも、そのほかの問題はつくるのが難しいように思えるのですが。

(2012.8.19)