学力研5年分科会の流れを書いてみます。
1)栃木県日光にある華厳の滝です。滝の落差は97mです。
2)この滝の下にコップを持って行くと、どのぐらいの水が汲めると思いますか。
3)お隣の人、近くの人と自己紹介してから、相談してみてください。
4)(相談したことを言ってもらう。)
5)学校教育は、滝とコップで例えることができます。
(滝=授業、コップの底=学力、コップの側面=学級)
6)(子どもたちの写真を提示。5年生39人学級について。)
7)学力づくりをする上で大切なことは何でしょうか。(これも相談させる。)
8)継続的に行い、伸びを確認すること。集中・変化。何をすべきか。
9)(名文音読・作文・地名探し・基礎計算向上・ヘボン式ローマ字)
10)(滝とコップの絵を提示)授業づくりはどう例えられますか。
(滝=広く、コップの底=狭く、コップの側面=深く)
11)(授業実践を3つの側面で紹介。特別支援をからめる。)
12)(滝とコップの絵を提示)学級づくりはどう例えられますか。
(滝=共有、コップの底=規律、コップの側面=自由)
13)(クラス会議、誕生日会、出しもの大会、会社活動について話す。)
14)この夏休み、みなさんは、2学期からに備えて、たくさんのことを学んでいかれることと思います。たくさんの学びは、滝の水と同じです。たくさん学んでも、そこに差し出すコップが小さければ、少ししか活かされません。学んだことを十分活かすためにも、自分の器も大きくしていくことが必要です。器を大きくするために、旅行で見聞を広めたり、友だちとすごしたりすることも大切だと思います。学び、楽しみ、自分の高める、そんな夏休みをすごしてください。
旅行もいかない、人間的交流を深めようという気もない私こそ、器が小さいのだと思います。
今回、滝とコップの関係を全てにこじつけてみました。
なぜなら、関係ないものをつなげることがアイデアといえるからです。
滝とコップの話は、齊藤一人さんの『眼力』をたまたま読んだから手に入れられたものです。やはり、読書は自分の器を広げるには、もってこいの修業です。
さて、授業は何を紹介するかです。
広く=知ってる魚(水産物)をノートに書いて発表。
狭く=赤身の魚と白身の魚の違いは何か考える。
深く=回遊魚と沈み魚、どちらが多くとれるのか。
総合なら、野口健を扱った授業が、今、最適かもしれません。富士山が世界遺産になった年だからです。(以前、どこかの講座でやったけれど。)広く=山について知ってること、狭く=なぜ山に登るか、深く=山のゴミ拾いの大変さ。
(2013.8.1)