「白いぼうし」全8時間の展開

 光村『国語 四上』の「白いぼうし」全8時間でやることを書きます。

【第1次第1時(1/8)】
①「白いぼうし」って、どんなお話なのかな。想像してみましょう。
②先生が読みます。読めない漢字には、ふりがなを打っていきましょう。
③お話を読んで、分かったこと・気付いたこと・思ったことを発表しましょう。
④自分の気に入ったところを読みましょう。
【第2次第1時(2/8)】
①自分の速さで、全文を読みましょう。
②国語辞典を使って、意味の分からない言葉を調べて、ノートに書きましょう。
③このお話は4つの場面に分かれます。誰が出てくるか調べましょう。
④それぞれの場面で、登場人物が何をしたかを班で言い合いましょう。
 第1場面…松井さん・お客のしんし、(おふくろは話題に出てくるだけ。)
 第2場面…松井さん、おまわりさん
     (もんしろちょうを登場人物で言っていいかは、難しいところ)
 第3場面…松井さん、女の子、男の子、お母さん(何もしゃべってない)
 第4場面…松井さん、たくさんの白いちょう(しゃべってるから登場人物)
(もんしろちょうが女の子なら、2場面のちょうは登場人物といえるのかも。)
【第2次第2時(3/8)】
①第1場面を松井さん・しんし・地の文で、役割読みしましょう。
②3人組で、役割読みをしましょう。
③松井さんが、夏みかんを車にのせたのはなぜかを考えましょう。
④松井さんになったつもりで、松井さんの言葉を読んでみましょう。
「おふくろが、もぎたてを速達で送ってくれたのがうれしかったから。」が、③の理由になるでしょう。ただ、「においまでわたしにとどけたかったのでしょう」は、松井さんの推測です。「夏みかんのいいにおいをお客さんにもかいでほしかったから。」という理由もありのような気がします。
【第2次第3時(4/8)】
①第2場面を一文交代読みで音読しましょう。
②松井さんって、どんな人ですか。「松井さんは、~。」と書きましょう。
③松井さんのやさしさや面白さは、教科書のどの文から分かりますか。
④第2場面を二人組で一文交代読みしましょう。
【第2次第4時(5/8)】
①第3場面を松井さん・女の子・男の子・地の文で役割読みしましょう。
②4人組で役割読みしましょう。
③会話文の読み方で工夫した方がいいところを発表しましょう。
④読み方を工夫しながら、4人組で役割読みしましょう。
【第2次第5時(6/8)】
①第4場面を一文交代読みで音読しましょう。
②第4場面で起こった不思議なことを発表しましょう。
③「よかったよ。」とありますが、何がよかったのでしょうか。
④このお話のよかったところを班で言い合いましょう。
「白いぼうし」では、誰もいやな思いをしていません。もんしろちょうは、逃がしてもらえてよかったはずです。男の子は、ちょうは手に入れられなかったけれど、ちょうが夏みかんにかわるという不思議さを体験できてよかったはずです。松井さんも、菜の花橋で不思議な声を聞けて、きっとよかったはずです。
【第3次第1時(7/8)】
①音読のときに気をつけて読みたいところを場面ごとに選んで書きましょう。
②自分の読みたいところをみんなの前で読んでみましょう。
③グループで役割を決めて、音読劇をしましょう。
④他のグループの発表を聞いて、工夫してるところを見つけましょう。
【第3次第2時(8/8)】
①2つの表現を比べて、受ける感じのちがいを見つけましょう。
②「~が~したような」を使った文を作りましょう。
③友だちの作った文を聞き、工夫したところを見つけましょう。
④「白いぼうし」がどんな話だったかを短い文でまとめて書きましょう。

(2013.8.6)