読書生活について考えよう

「読書生活について考えよう」の単元は、指導書では全12時間扱いになっていました。アンケート調査をしたり、報告書を書いたりするので、多くの時間をとってます。今話題の活用問題の授業になるのでしょう。
 今回、10時間扱いに変えます。本当はもっと減らしたいのですが、この本の方針からいって、減らしても1,2時間が限度でしょうね。

【第1次第1時(1/10)】
①読んだことのある本を思い出せる限り書いてみましょう。
②何のために本を読むのでしょうか。(読書の目的)
③本を読むとどんないいことがあるのでしょうか。(読書の成果)
④読書生活について調べて報告する文章を書きましょう。

(2013.8.12)

 光村国語四上の「読書生活について考えよう」には、4つの資料が紹介されています。まずは、その資料の読み取りから入る必要があるでしょう。

【第2次第1時(2/10)】
①[資料1]で分かったこと・気づいたこと・思ったことを書きましょう。
②[資料1]のアンケート調査用紙を作りましょう。
③[資料2]で気づきを書き、アンケート調査用紙を作りましょう。
④[資料1]と[資料2]のちがいを見つけましょう。

 気づきの発表のあとは、この資料がどんなアンケートによって集計されたかを考えさせないといけません。資料2の「読みたい本は何ですか」だけでは、こんなにうまく整理してグラフにできるとは思えないからです。

(2013.8.13)

 

 

 

 

 

 一気に書けませんでした。

【第2次第2時(3/10)】
①[資料3]で気づきを書き、アンケート調査用紙を作りましょう。
②[資料4]で気づきを書き、アンケート調査用紙を作りましょう。
③[資料3]と[資料4]のちがいを見つけましょう。
④[資料1]から[資料4]をまとめたアンケート調査用紙を作りましょう。
【第2次第3時(4/10)】
①班で話し合って、答えを文章で書き込むアンケートの問いを考えましょう。
②班で話し合って、用意された答えから選ぶアンケートの問いを考えましょう。
③1枚にまとめたアンケート用紙を作成しましょう。
④アンケートを集計する役割分担を決めておきましょう。
【第2次第4時(5/10)】
①各班のアンケートに答えましょう。
②アンケートをどのように集計したらいいか考えましょう。
③班で協力してアンケートの集計をしましょう。
④アンケートの集計を表やグラフでまとめましょう。

 ここまでが、アンケート作成とその集計作業です。
 いよいよ次は報告書を作成させる展開です。
 これはもう国語というより、社会・総合といってもいいかもしれません。

【第3次第1時(6/10)】
①山下さんたちの報告書を読んで、気づいたことを書きましょう。
②「調べる方法」には、何が書かれていますか。
③「調べた結果」には、何が書かれていますか。
④「結果から考えたこと」には、何が書かれていますか。
【第3次第2時(7/10)】
①班で、報告書を作るための役割分担をしましょう。
②アンケートの結果を見て分かったことを班で話し合いましょう。
③アンケートの結果を見て分かったことを箇条書きでまとめましょう。
④調べた結果から考えられることを班で話し合いましょう。
【第3次第3・4時(8・9/10)】
①自分の分担の報告書を作っていきましょう。
②自分の分担の報告書が終わった人は、同じ班の人の報告書を手伝いましょう。
③班で報告書を読み合って、誤字脱字などがないかを確かめましょう。
④班の報告書を完成させましょう。
【第3次第5時(10/10)】
①他の班の報告書を交代で読んでいきましょう。
②報告書を読んで、分かったこと・気づいたこと・思ったことを書きましょう。
③各班の報告書のよくできていたところを発表しましょう。
④報告書を作ってみた感想を書きましょう。

 こういう単元は、いつもならテスト勉強だけして、1,2時間で終えていました。それゆえ、今まで自分がやらなかった展開が出てきて、結構勉強になります。
 アンケートを作るにしても、できない子へのステップがないと、出来る子だけが進めていくパターンになってしまうでしょうね。
ただ、実際にやってみると、子どもによる作業差に悩まされると思います。
 時間内に作業が終わらない子、終わらない班が、必ず出てくるでしょう。
 そういう場合、どうしても、休み時間や放課後を使ってやらせるしかないのでしょう。でも国語は毎時間あるので、その日の内に終わらないと、次に進めないことになってしまいそうです。(別単元を進めておくことはできますが。)

(2013.8.14)