黒板に1・2・3と書いて、まずは1つずつ読ませた。
「1」「2」「3」
反対から読ませ、2→1→3と読ませ、次の指示を出した。
『この3つで、作れる3ケタの数字をノートに書きなさい。』
『書けたら、書けました、と言いましょう。』
「書けました。」すぐに当てる。
『○○さん、何って書いた?』
「321」
『321って、書いた人?』
『そうだな。他のを書いた人?』
その後、123/312/131/231/213と、全てを出させた。
次に、1と5と8の3つを板書。
『この3つで作れる3ケタの数字で、一番大きいのをノートに書いて持ってきな さい。』
○をつけていく。(日付チェックもする。)
『全員起立。一番小さい3ケタの数字を書きます。書いたら、すわりなさい。』 ほぼ全員、すわったところで一人を指名した。
「158」
『158って、書いた人?』
『その通り。賢い。赤鉛筆で○をしなさい。』
いよいよ本番。
『次の問題は、超難問です。多分、このクラスで20人以上は間違うでしょう。』 でも、子ども達は、やる気満々でした。
『この3つの数字で作る2番目に大きい数を書きなさい。』
見事なぐらい、次々と×がつけられる。
『違います。1。』
『違います。2。』
×をカウントしていくと、40人分ノートが来ても、ずうっと×でした。
『まだ、正解は誰もいません。』
『降参ですか。』
「まだ。」「降参せえへん。」
そして、ついに一人目、正解。
『○○さん、正解。』
本人も万歳して喜ぶし、周りも「え~!」と驚きました。
この後は、急激に、正解者が続出するのでした。
(正解した子には、「1番大きい数から小さい数まで書く」ことを指示しておく。)
(1999.10.1)