6年の理科の単元「大地をさぐる」の中で、「たい積岩」の説明が出てきます。 次のような説明です。(『新版 理科6年下』(啓林館)より)
地層には、岩石からできたものもある。これは、小石・砂・ねんど・火山灰などの層が、その上に積み重なったものの重みなどで、長い年月の間におし固められたものである。
このようにしてできた岩石を、たい積岩という。
「たい積岩」の「積」という漢字を『下村式 小学漢字学習辞典』(偕成社)で調べてみました。
「積」の左側は稲を意味します。問題は、右側の「責」です。
下の部分の「貝」はお金を意味するのは知っていました。
でも、貝の上にある「主」は、「とげのある枝」を表すんだということは、初めて知りました。「農民をせめ苦しめてねんぐをとり立てて、それを役所のくらにつんだところから〈つむ〉の意味をあらわした」ということです。
漢字ひとつの意味で、「たい積岩」の意味もよくわかるというものです。
地層には「貝」の化石があることも、「積」の字は教えてくれていますね。
(2000.10.28)