開会挨拶・原田講座

 今日から、特に書きたいことがない時は、授業作り一日講座のテープ起こしをしていきます。最終的には、冊子にしたいと思っているのです。

【開会挨拶】
みなさん、おはようございます。
今日は雨の中、休みの中、わざわざ、学力研&久保齋・授業作り一日講座に参加していただき、ありがとうございます。
今日は、みなさんの満足できる講座をやっていきたいと、スタッフ一同、全力でやっていきますので、よろしくお願いします。
さて、始める前に何点か、守っていただきたいことがあります。
みなさんが快適にすごされるために、よろしくお願いします。
携帯電話ですが、マナーモードにするか、電源を切るか、されてください。
今、ご確認ください。
今日は、北は福井、東は東京、西は香川・山口・福岡・大分と、遠くの方からも参加者、参加されています。ありがとうございます。
では、始めさせていただきます。
第1講座は、原田誉一氏による、読み…、なんですか(笑)、授業の構えを作る読み・書き・計算です。原田先生、よろしくお願いします。
【第1講座 授業の構えを作る読み・書き・計算】
おはようございます。今日はどうも、こんな雨の中、ここまでお越しいただきありがとうございます。
ぼくもよく、こういう講座とかに参加するんです。
今日は授業作り講座ということだから、おそらく、みなさんは今日、私以外の話で、すごく勉強になると思います。
ほんで、ああ今日はいいこと学んだ、来週から自分の学級で活かしてみようと思って、気合いを入れて、多分、学校に行かれることでしょう。
でも、ぼくの経験から言いますとね、そういうときに限ってね、よし月曜日の朝、おはようございます、と入ったら、子どもたちが、なんかどよーんとしてね、月曜日の朝ですから、前の日休みですから、さあしっかり学んだこと活かすぞと思ってやるんだけども、子どもを見ると、あくびをしている。
下を見てる。授業始めても、後から遅刻した子が来る。なんかこう、思っていることにならないですよね。

 原田さんの講座は、問題点の提示から入っています。しかも参加者の立場からイメージできる問題点なのです。

(2005.10.20)

 テープ起こしって、やっぱり時間がかかります。

それはなんかなぁ、と、ずっと思っていました。やっぱり、結局ね、いくら私たちが、授業の技量を上げても、子どもたちがそれに見合ってないというか、子どもたちがそのレベルまで達してないと、なかなか自分の腕を発揮する機会が少ないんじゃないかと、思うんですよ。
そこでぼくは、授業の構えということを考えました。
結局、どよんとした教室、あくびをする子ども、遅刻してくる子ども、眠たくなる子ども、下を向く子どもというのは、授業の構えができてへんのと違うかな。みなさんはね、遠いところからお金を払って、わざわざここまで来てるから、全員、授業の構えができていますよね。下を向いている人とか、いませんし、あっ、あなた、ちょっと向いてます。冗談です。(笑)
そこで、授業の構えということで、3つ考えました。

 このあとから、原田さんの話は本論に入っていきます。
 いきなり本論から入るより、ここまでの話をすることで、授業の構えを作ることの大切さを参加者は意識しだし、本論を聞きたいと思い出すのです。

(2005.10.21)

 原田さんが第1講座で、本当によかったです。

まず1つ目、周辺的構えと言います。
後ろの方、見えます。見えますか、ありがとうございます。
周辺的構え。何かというたら、子どもたちの周り、学習の準備ができてるか、ということですね。ちゃんと教科書出してる、ノート出してる、鉛筆を出してる、4Bの鉛筆をちゃんと揃えている、5本以上ちゃんと入っている、構えができてないと、まずいけないね。
2つ目です。2つ目は、身体的構え。
書く姿勢はいいか。足の裏ぴったりついているか。鉛筆の持ち方は大丈夫か。
そういう身体的な構えが大事かな、と思いますね。
3つ目です。3つ目が、精神的構え。
よし、やるぞ。今のみなさんのような感じですね。これから学ぶぞ、あくびをする人は誰もいないという状態が、精神的な構えです。

 身体的構えを原田さんが語り出す辺りで、参加者は自分の姿勢を意識します。 第1講座に、まさに最適な原田さんの講座です。

(2005.10.27)