形声文字の学習

 音を表す部分と意味を表す部分を組み合わせた形声文字の仲間を子どもたちに探せました。教室にあった国語辞典は使ってもいいことにしています。
 私の方で、例として紹介したのは、「化(カ)…花・貨」「己(キ)…記・紀・起」「交(コウ)…校・効・郊」です。

・古(コ)…故            ・門(モン)…門・問
・反(ハン)…板・坂・版・飯・販  ・義(ギ)…犠・議・儀
・皮(ヒ)…披・疲・被       ・非(ハイ)…排・俳
・付(フ)…附・符・府・腐     ・矛(ム)…務・霧
・尺(タク)…沢・拓        ・召(ショウ)…昭・詔・照
・利(リ)…莉・梨         ・官(カン)…棺・館・管
・刑(ケイ)…型・形

 ○○さんは「木(キ)…棋・棄・機・械」と板書していました。でも、この場合の「木」は意味を表す部分なのです。「其」を取り上げれば、「棋・期・旗」と例を挙げることができたのです。

【今日学んだこと】
・今日は同じ漢字が付く漢字をならいました。音よみもいっしょじゃないとダメだからむずかしかったです。
・形声文字は、すごくあった。「己」なら「己」でいろいろあるのでびっくり!!でも「己」がついているからといって同じ読み方とはかぎらないことも分かった。みんなこんなに見つけてすごいなって思った。でも国語辞典があっても見つけるのはむずかしい!!
・わたしは今日、形声文字は、音を表す部分と、意味を表す部分を組み合わせたものということを学びました。後、形声文字は、485字習うということが、分かったのでよかったです。
・漢字の表すとか意味を表すとか目に見えない漢字とか、しゅるい別とかに分けていたらわかりやすく漢字をおぼえたほうがいいので、漢字をやってよかったです。
・音を表す部分と意味を表す部分をくみ合わせたかんじはいっぱいあるとはしっていたけれどそうぞういじょうに多かった。
・形声文字を集めるのは、むずかしかったです。だけど、おもしろかったのでまた、やりたいです。今日はいつもよりいいことを学びました。

 形声文字というものがあることが分かれば、読めない漢字の音読みを漢字の中から推理して読めるようになります。
 例えば、「配膳」の「膳」も、「善」を「ゼン」と読むことを知っていれば、「ハイゼン」だと分かるわけです。ただ、同じ音読みだからといって、同じ部分の漢字が使われているとばかりはいえないので、難しい面もありますね。

(2009.5.15)