ごんぎつねの略案

 11月にする「ごんぎつね」の研究授業の全体計画の略案を書いてみます。

第1時 全文範読・全文1人読み、どんなお話かを書かせる。
第2時 第1場面のイントロの音読練習、気付きの発表、ごんぎつねが村人からどのように思われていたかを検討する。
第3時 第1場面のごんが兵十にいたずらをするところの音読練習、気付きの発表、
    この場面をごんと兵十、それぞれを中心にすえてまとめる。
第4時 第2場面を音読練習。気付きの発表。この場面をごんと兵十、それぞれを中心にすえてまとめる。後悔という言葉を出させる。
第5時 第3場面の音読練習。気付きの発表。この場面をごんと兵十、それぞれを中心にすえてまとめる。つぐないの意味を検討する。
第6時 第4場面の音読練習。役割読みをさせる。気付きの発表。この場面をごんと兵十、それぞれを中心にすえてまとめる。
第7時 第5場面の音読練習。第4場面と合わせて役割読み。気付きの発表。この場面をごんと兵十、それぞれを中心にすえてまとめる。
第8時 第6場面の音読練習。気付きの発表。この場面をごんと兵十、それぞれを中心にすえてまとめる。ごんのこれまでのつぐないを振り返らせる。
第9時 物語全文の音読練習。つぐないの違いを検討させる。いわしを投げ入れたつぐないと、次の日のくりのつぐないの違い。何度も持っていたくりや松たけのつぐないと、神様のせいにされた後のつぐないの違い。
第10時 物語全文の朗読練習。物語全体を表す一語を決めさせ、その理由を元に話しあわせる。「つぐない」か「後悔」か。
第11時 物語全文の朗読練習。どんなお話だったのかを書かせる。一番気に入ったところの視写とそこを気に入った理由を書かせ、朗読と理由の発表をさせる。
第12時 国語テスト。

 全12時間ですが、第3時・第8時あたりは、2時間扱いになるかもしれません。
 授業の流れのおおよそは、伴一孝氏の実践の追試になっています。気付きを書かせて扱うところがオリジナルになりそうです。
 研究テーマの副題が「音読・郡読・朗読などを通して、表現する力の育成」なので、第7時が研究授業の本時になりそうです。
 私の希望としては第9時を扱いたいのですが。

(2008.7.25)