6場面で模擬授業

 一点突破の授業づくり講座の中で、「ごんぎつね」の6場面を模擬授業しました。「分かったこと・気がついたこと・思ったこと・へんだなと思ったこと」を箇条書きで書いてもらいました。

・ごんぎつねめがキツイ(シロノ)→他のキツイ表現も探す。
・ごんがうら口からこっそり中に入った。(和田)→なぜこっそり入るのか?
・ごんぎつねは、火薬をつめている兵十に気付かなかったのかな(京極)
 →気付いたか気付かなかったかを文章を元に検討。
・兵十はかけよってきました。とあるが、いきましたの方が文法的には、正しいと思う。(川崎)→視点の問題を扱う。「風船が下りてきました」を例にする。
・兵十のごんぎつねに対する気もちが大きく変わった。→どこで変わったか検討。
・兵十は、ごんがうなぎをぬすんだと思っていた(原)→ごんはそのつもりなし。
・兵十がいつもくりを固めて置いてくれたのがごんだと初めて気がついたことがわかった。(川本)→くりを固めて置いたことを少し検討。
・なぜ、ごんは人の言葉がわかるのかなあと思った。(甲佐)→物語だから。
・「兵十はかけよってきました。うちの中を見ると、…」とあるが、なぜきつねよりも先に、うちの中を見たのか。→そこにこの作品の主題が込められている。

 授業研究として、模擬授業は役立ちます。

(2008.8.31)