「ごんぎつね」の授業が始まりました。
1時間目に、全文範読。その後に、一人全文読みを。でも、授業終了5分前までに全文を読み終わってた子は数人でした。途中ですが、すわらせて、主題を含めた感想を書かせました。
・さいしょは、わるいことばかりしていたけれど、あとで、きづいて、がんばっても、もうておくれだと、いうのをつたえたいんだと思う。それに、さいしょに、わるさをしてしまってるから、だれもしんじてくれないから、うそをつくのは、やっぱりだめだと思います。
・知ってる話だけど、ごんは悪いことをしてしまって、うなぎがたべたいと言っているのに気がついて、悪いと思って、くりをあげたけど、みつかったらころされた。のがかわいそう。作者は悪いことをすると相手に信じてもらえないと伝えたかったと思う。
・ごんは、さいしょいたずらだった。でも、兵十のお母さんが死んで、兵十がかわいそうと思って、ごんは、くりや、まつたけをあげた。でも、兵十は、ごんをころしてしまった。つたえたかったことは、いたずらや悪いことをしたら、こうかいする、ということをつたえたかったと思った。
・ごんは悪いことをしたのを自分で分かっていて、兵十のお母さんがごんがとったうなぎを食べたいと思って死んでいって、ゴンは自分が悪いことをしたことと、お母さんが死んだの二つわるくて、ゴンはおんがえししたけど兵十にまたいたずらされるとごかいされて、死んでしまった。主だいは、悪いことをしたら悪いことが返ってくることだと思います。自業自得です。
・私は、まだと中しかよんでいないけど、作者は、悪い事をして、でも、やっぱり、やさしい事をした。だけでは、だめだという事をいいたかったと思う。最初に、わるい事をしたら、いつかは、ぜったい自分にかえってくる。最初からやさしい事をしてれば、命をおとすことは、なかったと思う。
・ごんは、毎日、松たけやくりを兵十のところへもっていくのは、えらいと思います。でもいたずらは、だめだと思いますが、兵十のお母さんは、うなぎがたべたくて、たべれなかったから、なくなったのかな~とごんは、思っていると思います。でも、家の中までいれてころされたのはかわいそうと思いました。
ごんの自業自得、因果応報だ、というような意見が多くあって、びっくりしました。「一度悪いことをしたら救われないんだ」的な思いが、子どもたちにはあるようです。
でもこの考え方は、少し怖いです。
それは、「一度失敗したらもう終わり」みたいな考え方に近いからです。
「失敗しても、努力によって成功できることもある」とか、「悪いことをしても誠意をもって償えば、やがて赦される時がくる」方がいいのですが。
(2008.11.10)