第1場面の気付きを扱う

 子どもの気付きから作品が深く読めます。

・なんでうなぎをぬすむのかな。
→「お腹がすいていたから。」の発言を受けて、○(賛成)か×(反対)かを全体に問いました。反対の理由として、ごんがいたずらのためにすること、この後のAくんの意見にからめ、草の上に置いたことで食べるためでないことが分かったのでした。
・なんで穴の中にもってかえらないのか。
・草の上にうなぎをおいていると、とられないのかな?(A)
・ごんは、首にうなぎがまきついた時、ごんはどう思った。
・兵十はお母さんと、まずしいくらしをしているのか?
→お母さんはまだ登場してないが、貧しいくらしは着物で想定できます。
・なぜ水が黄色くなるのかな。
→列指名。「二、三日も雨が降って、土がまざって黄色くなるから。」
・うなぎをかみくだくほど、力があるなら、さいしょからかみくだけばよかったのに、なぜかみくだなかったのか。
→逃げるのに必死だったから。
・円いはぎのはって、どれぐらいまるい。
・なぜ兵十はごみを取りはずさずにびくにぶちこんだのか?
→それだけいそいでいた。
・ぬかるみ道を歩いていました。  
・ごんは兵十だと思った。
・どうして音が、トボンなのか。
→ふつうはドボンなのに、トボンなのはおかしい。魚が小さかったから。
・なぜ、はりきりあみを兵十はしかけたのか。
・ごんはなんで兵十のことを知ってるのかな?
・どうして、びくを川の下手をめがけて、ひっくりかえさなかったのか。
・ゴミだらけでビンボービンボーで、ダブルビンボーだ。
・ひょう十は、なにをとりに行ったのか。
→分からない。なぜなら、話者の視点はごんの近くにあるから。
・兵十はびんぼう?(ぼろぼろの黒い着物をきているから。)
・どうして、兵十は川上の方へかけていったのかな。
・ふつうはピーピーなのに、キンキンはおかしい。
・なぜ顔の横っちょうに、円のはぎの葉が、へばり付いてるのか。
・兵十はどうしておいかけてたのに、どうしておいかけるのがいやになって、かえったのか?
・ごんは、兵十を見て、すぐにわかったのがすごい。

 気付きの検討の途中でチャイムが。扱い方ももっとスリムにせねば。

(2008.11.13)