ごんぎつね・第3場面の授業

 第3場面を扱いました。気付きの中に、ごんの変化がしっかり出て来ています。

・ごんは、あんなにイタズラしてたのに兵十がかわいそうって思ってたことが少しへんだった。→ごんが大きく変わっているところ。
・ごんは、山でクリをどっさりひろってとかいてるけど、そのクリはもしかしてだれかがそだてたかもしれない。
→今までがいたずらばかりだったから。
・なげこんで入れるのがすごい。
・いわしをほうりこんだのは『つぐない』じゃなくて『こうげき』になっている。→よかれと思ってしたことが、悪い結果になっている。
・兵十のおっかあが死んでから兵十は、さみしいくらしをしている。
・なぜ、兵十が麦をといでいるのか。→貧乏だと分かる。
・兵十は、いわし屋にぶんなぐられて、かすりきずがついている。でも、どうやったらいわし屋にぶんなぐられ、かすりきずができるのか。
・なげこむとほうりこむではどうちがう。
・ごんは、くりとかをあげてえらいと、思った。
・兵十は、お母さんがなくなったから、ぼんやりしていたのかな?
・なぜ、くりや松たけを兵十に、ちょくせつわたさないのか。→見つかったら殺されるから。
・兵十は、ぬす人と思われ、いわしやにひどい目にあわされた。
・いわし屋は、せいかく悪い?
・ごんはいいことをしたと思っているけど、悪いことをした。
・なぜごんは、いつもいつもくりを、おいていくのか?
・いっきに、5・6ぴきもてるのがすごい。
・兵十の家の前のいどは、赤色なのか。→素焼きの粗末な井戸だから。
・こちらってなんでこっちなんだろう。→話者がごんのそばにいる証拠。
・ごんが兵十のことを思っている。→兵十のことばかり考えている。
・山ではくりが、いっぱい落ちいるのか。→秋だから。
・いわしは何円で売っているのかな?
・ごんは、やさしい事をしても、どろぼうだと思った。

 気付きを扱い終わった時点で、授業終了5分前だったので、ごんの変化を含んだ「今日学んだこと」を書かせました。

【今日学んだこと】
・火をつけたりとんがらし(とうがらし)をむしりとったりイモをほりちらしてしかも、兵十がとった魚を川下の方へぽんぽんなげていって、いたずらばかりしていたキツネ(ごんぎつね)が、兵十にクリや松たけやいわしをプレゼント(いわしはこうげきになる)しているいいキツネ(ごんぎつね)になった。でも、多分、村の人は悪いキツネとまだ思っているかもしれない。

(2008.11.19)