ごんぎつねの学習の最後に、気に入った文を選ばせ、その理由を書かせました。
ノートの1ページか見開き2ページかに書くこと、書かれたノートはコピーして懇談会用に掲示することを告げました。丁寧に書かせるための手立てです。
「ごんぎつね」の気に入った文
「ごん、おまいだったのか、いつもくりをくれたのは。」
理由 兵十は、ごんがくりをあげていたのを気づいてもらったから、私は、気づいてもらってよかったなーと思った。
空いたスペースには、関係ある絵を描かせています。
「ごんぎつね」の気に入った文
そして、足音をしのばせて近よって、今、戸口を出ようとするごんを、ドンとうちました。
理由は、兵十が1場面で、うなぎをとられたけど、でも、人間と同じ、命は、1つしかないのに、鉄砲で撃つなんて、かわいそすぎる。鉄砲は、動物・人間を撃つ物じゃないし、うちの中をみずに、うなぎをぬすまれただけで、撃つのは、やっぱりだめな事だと思う。それでも、ごんは、しょうがないし、最初に、イタズラをしたら、だれだって、イライラすると思う。それで、この文を、気に入りました。
子どもの選ぶ文が一面的ではなくて、面白くもあります。
(2008.11.29)